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【商品の冷凍等食品化×看板メニュー開発】競合他店にはないオリジナリティあふれる商品の提供

株式会社清てん

企業紹介
「浅草橋百そば」は、江戸前の味を継承する街「浅草橋」から蕎麦粉の名産地である北海道産蕎麦粉の美味しさを伝える為に誕生した蕎麦店です。 「温故知新」をコンセプトに、伝統的な江戸前蕎麦を継承したメニューに革新的なメニューを織り交ぜ、新しい江戸前蕎麦を創造する蕎麦店です。「浅草橋百そば」では、選りすぐりの「麺」「だし」「食材」「サービス」をご提供いたします。
プロジェクト期間
2021年2月〜 約6ヶ月間
課題
①コロナ禍で営業時間やメニューに制約があり、店舗売上が低下 ②デリバリーやテイクアウトなどの需要は増えているが、麺の特性として販売しづらい ③盛夏や年末などの高需要はあるが、1年を通して売上にバラつきがある ④看板商品を作ることで、厨房の提供効率を改善したい
支援内容
冷凍プロデュース/メニュー開発/冷凍実験/販路相談
成果
冷凍食品化を前提とした新たな名物商品を開発。さらに、競合店舗との差別化されたポジショニングを築き固定客を増やすことに成功
プロジェクト前の課題

コロナ禍の行動制限で店舗の利用客が大きく減少

東京都内中心の浅草橋に店舗を構えている百そば。コロナ前までは浅草への観光の入り口という場所柄もあり、多くの観光客に支えられてランチタイムを中心に繁盛。また、夜はお酒が楽しめる店舗として、近隣就労者などに支持され、両者のニーズを満たしながら営業を続けていました。

しかし、2020年頃からは状況が一変、コロナ禍による行動制限やリモートオフィスによる生活環境の変化の影響を受け、店舗周辺の滞在者が急減。それに伴って、百そばの利用客も大きく減少しました。
株式会社えだまめの支援

テイクアウトやデリバリーなどの需要が急増

周辺環境など、大きな変化の影響を受け、売上は大きく減少。一方で、飲食業界ではテイクアウトやデリバリーサービスなど店舗外の新たなサービスが生まれ需要も急増していました。しかし、「浅草橋百そば」は蕎麦屋。麺類をメインに扱うため、品質を保ちながらのテイクアウト販売は困難を極めます。

実際に、テイクアウトではもりそばなどの一部商品に限定され、減少した売上を補完することは非常に難しい状態でした。

テイクアウトやデリバリー対応かつ将来の冷凍販売を見越した看板商品を開発

「コロナによる売上減少」という現状をどうにか打破したいと思い、テイクアウトやデリバリーに合う商品開発を、えだまめさんに依頼しました。何度も話し合いを重ね検討し、最終的に「肉つけそば」と「カレー南蛮」の商品開発および販売を実施しました。どちらも麺と出汁がセパレートになっており、自宅に届いても美味しい状態で召し上がっていただける自信の商品です。

また、将来の冷凍商品として販売することも見越して、商品製造が容易な麺と出汁のセパレート仕様になっています。この商品開発をきっかけに、当店は近隣競合店との差別化として「ネオそば店」のコンセプトを強く発信することにしました。

蕎麦という昔ながらのメニューに「浅草橋百そば」のオリジナリティを詰め込み、ネオそば店として新たなスタートを切りました。
成果

新たな看板商品の提供開始とデリバリーによる新規顧客の獲得や注文増に成功

将来の冷凍商品化を見据えた商品開発を行うことと並行して、看板商品の開発も同時行いました。その結果、近隣そば店との差別化や来店客の利用意識を高めることに成功。来店客増とデリバリー・テイクアウト需要の取り込みをうまく行うことができました。
お客様の声

リスク回避を視野に入れた商品開発の重要性を再確認

当初は、コロナ禍で集客も大きく落ち込み不安な状況でした。しかし、冷凍商品やデリバリーなどの店舗外売上づくりに成功しているケースを見て、新たな取り組みを早期に行い売上の回復を図ることができました。

今後は、店舗提供で好評な新規メニューを冷凍製造ができる設備を設けて事業拡大を目指しています。