【トップシェフから多数依頼あり】OEM開発・製造依頼を受けるための小型セントラルキッチンの開発
All Food Japan株式会社
- 企業紹介
- ハイエンドな幼児食「itadaku」を展開する同社。社長の豊富な人脈により、日本のグルメ業界をけん引するトップシェフたちからOEMの開発・製造の依頼を受けている会社である。
- プロジェクト期間
- 2022年10月〜 約半年
- 課題
- ① 都内における小型セントラルキッチンの開発 ② 凍結機材の選定
- 支援内容
- セントラルキッチン開発支援/機材選定
- 成果
- OEM開発・製造受託用の小型セントラルキッチンの稼働
プロジェクト前の課題
ハイエンド幼児食「ITADAKU」の自社生産への切り替えおよびOEM開発・生産拠点の確保
プロジェクト着手前の「ITADAKU」は、冷凍の野菜ピューレ・ポタージュでOEMで調達していました。しかし、対応できるメニューに制限があったり、製造のキャパシティなどに問題を抱え始めていたため自社でミニ工場を作ろう」と考えました。
それと同時に、かねてより日本のグルメ業界をけん引するトップシェフたちから依頼の多かった「OEM商品の開発・製造」の拠点としても活用したいと考えました。
株式会社えだまめの支援
厨房図面の作成支援および機材の選定
拠点を決める中で、まず確認したのは「立地」でした。連携をとるシェフたちが負担なく通える必要があるため、都内でセントラルキッチンを開発する必要がありました。しかし、都内の家賃は高めのエリアが多く頭を悩ませます。当然のことながら、家賃を考えるとセントラルキッチンは小規模にしなければならない。そのため、「限られたスペースを如何に効率よく使用できるか」を重視して厨房設計を開始しました。また、商品の製造に関しても凍結に関しても、今回新たに着手した幼児食とそれ以外の商品は調理場やフローなどは分けて考えました。
成果
コンパクトながら手狭感のない快適かつ効率的なセントラルキッチンの設計に成功。
限られたスペースの中で、調理スペースだけでなく製パン(パンを作る場所)の場所も確保できました。まとまりがありながら、作れる商品の選択肢も豊富なセントラルキッチンとなったと思います。凍結に関しては、エアブラストとブラインという2種類の急速冷凍機を導入し、冷凍したい商品の特性に合わせて作業できるようにしました。その結果、幼児が口に入れるitadaku商品も安心安全にかつ高品質で凍結できる環境を整えることができました。
お客様の声
プロジェクトの立案からキッチンの完成まで、かなり早いスピードでセントラルキッチンが仕上がったと思います。そのおかげで、シェフたちからの要望にも思ったよりも早く応えられそうです。
都内での物件探しでしたので、なかなか理想的な物件に出会えませんでした。しかし、「これだ」と思う物件が見つかると、そこからは非常にスピーディー。とても早いスピード感でプロジェクトを進めていただきました。冷凍に関しても、自社側に専門的な知識はありませんでしたのでお任せするしかありませんでしたが、助言の内容などを伺っても丁寧に対応いただき、安心してお任せできる存在だと思いました。
稼働を始めてから想定以上のご注文をいただいており、やはり小規模ながらでも自分の工場(セントラルキッチン)を作って良かったなと思っております。