わさび(山葵)を冷凍・保存・解凍調理する方法
わさびの基本
わさびの辛み成分はアリルイソチオシアネートといいます。このアリルイソチオシアネートには、強い殺菌作用があり、生魚と組み合わせることで食中毒を防ぐ効果があるといわれています。
太くてみずみずしいものがよいわさびとされています。この状態がよいときに食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。
わさびには旬がなく、通年おいしく食べることができます。ただし、辛みが増すのは冬に収穫されたものです。
わさびの茎は生の状態で冷凍をした後、凍ったまますりおろしましょう。解凍すると、わさびの茎は柔らかくなって水っぽくなってしまいます。
わさびを使った食品の冷凍方法
生わさびの茎
袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
凍ったまますりおろします。
生すりおろしわさび
袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
流水解凍もしくは自然解凍をして使う。凍ったまま加熱調理に使ってもよい。
野菜の冷凍・保存・解凍について、もっと詳しく知るには?
野菜は冷凍をすると、水分を維持する機能が失われてしまうため、食感が落ちてしまいやすい食品です。
葉物、根菜、いもなど野菜の種類に合わせた急速冷凍・保存・解凍の方法を詳しく紹介します。
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執筆・監修
鈴木徹
冷凍科学技術
冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。