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かぶを冷凍・保存・解凍調理する方法

かぶの基本


かぶの丸い根の部分はほとんどが水分ですが、ビタミンCやカリウム、消化酵素のジアスターゼが多く含まれており、胃もたれや胸やけに効果があるといわれています。
根よりも葉の部分の方に栄養価が高く、カロテン、ビタミンB1、B2、C、カルシウムなどが豊富に含まれています
 
葉はみずみずしく鮮やかな緑色のもの、根はハリがありひげ根が少なくて傷がないものがよいかぶとされています。この状態がよいときに食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。
 
旬は3~5月、10~12月とされています。通年出回っていますが、春ものはやわらかく、冬ものは甘みが強いことが特徴です。
 
また、かぶは冷凍・解凍をしても色や味の変化が少ない野菜です。ただし、水分が多く食感が落ちやすいため、すり下ろしたりして食感を変化させたうえで冷凍をしたり、凍ったまますり下ろして使うとよいでしょう。
カットした生のかぶを冷凍した場合は、一度解凍すると水分が流出して食感が悪くなるので、凍ったまま煮込むなど、そのまま加熱をするようにしましょう。
加熱や味付けをしたかぶを冷凍した場合は、問題なく食べることができます。
かぶの葉は、さっと茹でて水分を絞れば冷凍できます。

かぶを使った食品の冷凍方法


カットした生かぶ


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍時の酵素反応による色や食感の変化を防ぐため、凍ったまま加熱調理に使う。
 

かぶの漬物


薄くスライスしたかぶを調味料に漬け込む。
水気を絞って、袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍。
軽く水気を絞って食べる。
 

炒め物、煮物


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
 

茹でたかぶの葉(おひたし)


さっと茹でて水分を絞る。
袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

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執筆・監修

鈴木徹

冷凍科学技術

冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。