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いちごを冷凍・保存・解凍調理する方法

いちごの基本


いちごはビタミンCを豊富に含んでいるほか、葉酸やペクチンという食物繊維も多いため、風邪予防に効果的とされています。また、カリウムも含んでおり、生活習慣病や高血圧の予防、むくみを解消する効果が期待できます。
 
ヘタが緑色で乾いていないもの、鮮やかな赤色でハリとツヤがあるものが、よいいちごとされています。この状態がよいものを食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。
 
いちごの旬は12~5月とされており、栃木県や福岡県、熊本県で主に生産されています。
 
いちごは加熱なしで丸のまま冷凍したり、生ピューレ状態にしたりして冷凍すると、解凍時に変色し、食感が極端に落ちてしまいます。そのため、冷凍したいちごは凍ったまま食べたり、凍ったまま加熱調理に使ったりしましょう。
 
加熱済みのいちごは、酵素が失活し、食感が既に変化しているため、問題なく冷凍・解凍できます。凍ったままフードプロセッサーなどにかけることで、加熱なしでソースとしても使うことができます。

いちごを使った食品の冷凍方法


生いちご


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍すると弾力が失われるため、凍ったまま食べるか、すりおろして使う。半解凍の状態でカットして調理に使ってもよい。
加熱をする場合は、凍ったまま調理する。
 

生ピューレ


変色を防ぐために、ピューレには砂糖を加えておく。
できたピューレを袋に入れて脱気包装をして冷凍。
解凍する場合は、流水解凍を行うか、凍ったまま加熱調理に使う。
 

焼きいちご、コンポート


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
 

ジャム、ソース


袋に入れて脱気包装をする。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

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執筆・監修

鈴木徹

冷凍科学技術

冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。