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しいたけ(椎茸)を冷凍・保存・解凍調理する方法

しいたけの基本


しいたけには、ビタミンB群やエルゴステロールが多く含まれています。エルゴステロールは日にあたるとビタミンDに変化し、骨粗鬆症の予防に効果があるといわれています。また、血中コレステロールを低下させるエリタデニンも含まれています。
 
全体的によく乾いているもの、軸が太く短いものが、よいしいたけとされています。この状態がよいときに食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。
 
しいたけの旬は3~5月、9~11月とされています。春のしいたけは春子と呼ばれ身がしまっており、秋のしいたけは秋子と呼ばれ香りが良いのが特徴です。
 
しいたけは冷凍・解凍してもさほど色や食感が変わりにくい性質をもっています。
生のしいたけを冷凍した場合は、凍ったまま加熱をすれば、調理をする際に便利に使えます。
また、冷凍によって組織が損傷するとうま味成分が染み出しやすくなるため、汁物や煮物などに入れれば、しいたけのうま味を感じやすくなります。
 
茹でたり炒めたりした加熱済みのしいたけは、酵素が失活しており、食感が既に変化しているため、問題なく冷凍・解凍できます。

しいたけを使った食品の冷凍方法


生しいたけ


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
凍ったまま加熱調理に使う。
 

炒め物、煮物、揚げ物


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

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執筆・監修

鈴木徹

冷凍科学技術

冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。