めばるを冷凍・保存・解凍調理する方法
めばるの基本
めばるは白身魚で、脂肪が少なく淡白な味わいをしています。大きな目が張り出しているように見えることからめばる(眼張)と呼ばれています。
日本中で獲れる魚で、各地の沿岸の岩礁域に多く生息しています。地方によって獲れるめばるの種類は違いますが、寒い海の方が獲れる種類が多くなっています。
煮付けや塩焼きにするのが定番になっています。新鮮なものは刺身にして、淡泊ながら脂のほのかな甘みを楽しむこともできます。そのほか、唐揚げや味噌汁の材料にすることもあります。
めばるの旬は春です。うすめばるはたけのこが出る3月後半から5月にかけておいしくなると言われています。一方、瀬戸内海で獲れるくろめばるは秋口から年明けにかけてが旬と言われています。
めばるを使った食品の冷凍方法
めばるを丸ごと
袋や容器にめばるを入れ、水を張って冷凍(氷漬け冷凍)。
冷凍する際に内臓を取り出すなど下処理はしない。
氷漬け冷凍が難しい場合は、ラップ等で隙間なく包むか、袋に入れて脱気して冷凍。
解凍する場合は、氷ごと水を張った容器に入れて解凍する(氷水解凍)。
めばるのフィレ
袋に入れて脱気包装をする(脱気をしすぎるとドリップが出るので注意)か、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍してから脱気包装をしたり、ラップ等で包んだりしてもよい。
解凍する場合は、氷水解凍。
めばるの煮付け、塩焼き、唐揚げ
煮付けは袋に入れて脱気包装を行って冷凍する。
塩焼き、唐揚げは加熱後の食感が失われる場合があるので、脱気包装はせずラップ等で隙間なく包んで冷凍する。冷凍後に包装を行ってもよい。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
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執筆・監修
鈴木徹
冷凍科学技術
冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。