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チンゲンサイ(青梗菜)を冷凍・保存・解凍調理する方法

チンゲンサイの基本


チンゲンサイには、カロテン、ビタミンC、Eなどのビタミン類が豊富に含まれており、強い抗酸化作用があるため、がんや生活習慣病の予防に効果があるといわれています。また、油といっしょに摂るとミネラルの吸収率がアップし、たんぱく質と摂るとカロテンやカルシウムの吸収率がアップします。
 
葉が鮮やかな緑色をしていてツヤがありみずみずしいもの、茎の下部にハリとツヤがあり肉厚なものがよいチンゲンサイとされています。この状態がよいときに食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。
 
チンゲンサイの旬は9~1 月とされています。幅広い地域で生産されており、通年出回っています。
 
また、チンゲンサイは加熱なしで冷凍すると、解凍時にはシャキシャキ感が失われて柔らかくなり、加熱をしても食感が悪くなってしまうので注意しましょう。食感の変化の影響を抑えるためには、さっと茹でて水分を絞って冷凍をするとよいでしょう。
 
茹でたり炒めたりしたチンゲンサイは、酵素が失活しており、食感が既に変化しているため、問題なく冷凍・解凍できます。
ただし、生のチンゲンサイを加熱調理した場合に比べ、シャキシャキした食感が失われてしまうことには注意しておきましょう。

チンゲンサイを使った食品の冷凍方法


茹でたチンゲンサイ(おひたし)


さっと茹でたチンゲンサイの水分を絞る。
袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
 

生ペースト


酵素反応を抑えるために、調味料で味をつけておく。
できたペーストを袋に入れて脱気包装をして冷凍。
解凍する場合は、流水解凍を行うか、凍ったまま加熱調理に使う。
 

炒め物


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
 

加熱済みチンゲンサイソース


袋に入れて脱気包装をする。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

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執筆・監修

鈴木徹

冷凍科学技術

冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。