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すもも(プラム、プルーンほか)を冷凍・保存・解凍調理する方法

すももの基本


すももは日本すもも(プラム)と西洋すもも(プルーン)に大別されます。
日本すももは果汁が多いほか、カリウムが豊富に含まれており、高血圧予防に効果があるとされています。
西洋すももはミネラル、ビタミンをバランスよく含んでおり、鉄分、カリウム、カルシウム、亜鉛、食物繊維が豊富です。
 
皮の色が鮮やかでハリがあるもの、表面に白い粉(ブルーム)がついているものがよいすももとされています。この状態がよいものを食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。
 
すももの旬は6~8月とされており、山梨県や長野県、和歌山県で主に収穫されています。
 
生のすももは冷凍をすると、冷凍保管中に変色してしまう性質を持っています。そのため、砂糖など調味料を加えるか、加熱をしてから冷凍保存する必要があります。
変色が気にならない場合は、生のまま冷凍できます。解凍をすると水分が流出して食感が悪くなってしまうため、凍ったまま食べたり調理したりするようにしましょう。
 
加熱済みのすももは、食感が既に変化しており、色の変化も少ないため、問題なく冷凍・解凍できます。凍ったままフードプロセッサーなどにかけることで、加熱なしでソースにしたりして使うことができます。

すももを使った食品の冷凍方法


生のすもも


丸ごと袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
皮をむいてカットしたものを包装して冷凍してもよい。
冷凍保存中に色が悪くなることは留意しておく。
解凍する場合は、凍ったまま半解凍状態で食べるか、凍ったまま調理をする。
 

はちみつ・砂糖・酒漬け


袋に入れて脱気包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
 

焼きすもも、コンポート


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
 

ジャム


袋に入れて脱気包装をする。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

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執筆・監修

鈴木徹

冷凍科学技術

冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。