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オクラを冷凍・保存・解凍調理する方法

オクラの基本


オクラの粘りの成分は、主にペクチンです。ペクチンは血中コレステロールを減らして血圧を下げる効果があるといわれています。そのほか、カロテンやビタミンB1、B2、C、カルシウム、カリウム、マグネシウムなども豊富に含まれており、体の免疫力向上に効果があるといわれています。

鮮やかな緑色をしていて、表面にうぶ毛が密生しているものは新鮮なオクラの基準とされています。この状態がよいときに食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。

旬は7~9月とされていますが、タイなどの南国からも輸入されており、通年市場に流通しています。

また、オクラは中が空洞なので、そのまま冷凍すると乾燥したり、中の種が酵素反応により黒ずんでしまいます。そのため、冷凍する前にさっと加熱するとよいでしょう。加えて、刻んだものを袋に入れて脱気する、など空気に触れないように冷凍する必要があります。

冷凍した生オクラを調理する場合は凍ったまま加熱して使うなどしましょう。
加熱済みや味付けをしたオクラを冷凍した場合は、酵素反応が失活している、もしくは酵素反応が抑えられた状態なので、色や食感の変化を抑えたまま冷凍できます。
加熱済みのオクラは凍ったまますり下ろすことで、ソースとしても使えます。

オクラを使った食品の冷凍方法


カットした生オクラ


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍時の酵素反応による色や食感の変化を防ぐため、カットしたものを凍ったまま加熱調理に使う。
生のオクラを冷凍すると、種の部分が黒ずむことがあるので注意する。

生ペースト


酵素反応を抑えるために、調味料で味をつけておく。
できたペーストを袋に入れて脱気包装をして冷凍。
解凍する場合は、流水解凍を行うか、凍ったまま加熱調理に使う。

炒め物


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

加熱済みオクラソース


袋に入れて脱気包装をする。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

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執筆・監修

鈴木徹

冷凍科学技術

冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。