なめこを冷凍・保存・解凍調理する方法
なめこの基本
なめこはほとんどが水分ですが、カルシウムや鉄、銅、マグネシウムなどを含んでいます。
かさが開いていないもの、水煮であれば水分がにごっていないものが、よいなめことされています。この状態がよいときに食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。
なめこの旬は9~11月とされていますが、人工栽培されているため、通年出回っています。
なめこは冷凍・解凍してもさほど色や食感が変わりにくい性質をもっています。
生のなめこを冷凍した場合は、凍ったまま加熱をすれば、調理をする際に便利に使えます。
また、冷凍によって組織が損傷するとうま味成分が染み出しやすくなるため、汁物や煮物などに入れれば、なめこのうま味を感じやすくなります。
水煮として販売されているものや、茹でたり炒めたりした加熱済みのなめこは、酵素が失活しており、食感が既に変化しているため、問題なく冷凍・解凍できます。
水煮は汁ごと冷凍しましょう。
なめこを使った食品の冷凍方法
生なめこ
袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍時の酵素反応による色や食感の変化を防ぐため、凍ったまま加熱調理に使う。
焼き物、炒め物、煮物
袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
野菜の冷凍・保存・解凍について、もっと詳しく知るには?
野菜は冷凍をすると、水分を維持する機能が失われてしまうため、食感が落ちてしまいやすい食品です。
葉物、根菜、いもなど野菜の種類に合わせた急速冷凍・保存・解凍の方法を詳しく紹介します。
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執筆・監修
鈴木徹
冷凍科学技術
冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。