マッシュルームを冷凍・保存・解凍調理する方法
マッシュルームの基本
マッシュルームは、ビタミンB2を比較的多く含んでおり、ほかにもビタミンB1、ナイアシン、たんぱく質、カリウム、食物繊維などを含んでいます。また、うま味成分のグルタミン酸も豊富であるため、味わいもよく感じられます。
かさがすべすべしていて、よく締まっているもの、表面に傷などがないものがよいマッシュルームとされています。この状態がよいときに食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。
マッシュルームの旬は4~6月、9~11月とされていますが、ほとんど人工栽培であるため、実質的には旬はなく、通年出回っています。
マッシュルームは冷凍・解凍してもさほど色や食感が変わりにくい性質をもっています。
生のマッシュルームを冷凍した場合は、凍ったまま加熱をすれば、調理をする際に便利に使えます。
また、冷凍によって組織が損傷するとうま味成分が染み出しやすくなるため、汁物や煮物などに入れれば、マッシュルームのうま味を感じやすくなります。
茹でたり炒めたりした加熱済みのマッシュルームは、酵素が失活しており、食感が既に変化しているため、問題なく冷凍・解凍できます。
マッシュルームを使った食品の冷凍方法
生マッシュルーム
袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
凍ったまま加熱調理に使う。
炒め物、煮物、揚げ物
袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
野菜の冷凍・保存・解凍について、もっと詳しく知るには?
野菜は冷凍をすると、水分を維持する機能が失われてしまうため、食感が落ちてしまいやすい食品です。
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執筆・監修
鈴木徹
冷凍科学技術
冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。