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こまつな(小松菜)を冷凍・保存・解凍調理する方法

こまつなの基本


こまつなは、カロテン、ビタミンC、B群、E、カルシウム、鉄、リン、食物繊維などを豊富に含んでいます。特に、カルシウムはほうれん草の3倍以上であり、骨粗鬆症の予防に効果的といわれています。
 
葉が濃い緑色をしていて、葉先までピンとしてみずみずしいものがよいこまつなとされています。この状態がよいときに食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。
 
こまつなの旬は12~2月とされていますが、ハウス栽培が盛んなので通年出回っています。
 
こまつなは酵素反応の弱い野菜のため、冷凍して解凍しても色や味の変化がさほどありません。ただし、冷凍・解凍により水分が抜けてしまうので、解凍後はおひたしのような食感になってしまいます。
加熱済みのこまつなは凍ったまますり下ろすことで、加熱なしでソースとしても使うことができます。

こまつなを使った食品の冷凍方法


生こまつな


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍してそのまま食べる、もしくは凍ったまま加熱調理に使う。
 

生ペースト


できたペーストを袋に入れて脱気包装をして冷凍。
解凍する場合は、流水解凍を行うか、凍ったまま加熱調理に使う。
 

炒め物、煮物


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
 

加熱済みこまつなソース


袋に入れて脱気包装をする。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

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執筆・監修

鈴木徹

冷凍科学技術

冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。