かぼすを冷凍・保存・解凍調理する方法
かぼすの基本
かぼすには、カリウムやビタミンC、クエン酸が豊富に含まれています。皮にはポリフェノールの一種であるスダチチンが含まれており、脂質の代謝を改善し、体重増加を抑制する効果があるといわれています。
濃い緑色をしていてツヤがあるもの、表面に傷がなく重量感があるものがよいかぼすとされています。この状態がよいときに食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。
かぼすの旬は8~11月とされています。
かぼすは酵素反応が少ないため、生の状態で冷凍をした後、凍ったままきざんだりして使うことができます。しぼり汁を使いたい場合は、流水で半解凍してから絞るとよいでしょう。
かぼすを使った食品の冷凍方法
生かぼす
袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
凍ったまますりおろしたり刻んだりして使う。
生しぼり汁
できたしぼり汁を袋に入れて脱気包装をして冷凍。
解凍する場合は、流水解凍を行うか、凍ったまま加熱調理に使う。
野菜の冷凍・保存・解凍について、もっと詳しく知るには?
野菜は冷凍をすると、水分を維持する機能が失われてしまうため、食感が落ちてしまいやすい食品です。
葉物、根菜、いもなど野菜の種類に合わせた急速冷凍・保存・解凍の方法を詳しく紹介します。
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執筆・監修
鈴木徹
冷凍科学技術
冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。