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さんしょう(山椒)を冷凍・保存・解凍調理する方法

さんしょうの基本


さんしょうの辛みはサンショオールという成分です。サンショオールは、食欲増進や基礎代謝上昇に効果があるといわれています。また、抗菌殺菌効果も高いため、昔から虫下しとしても利用されていました。
 
葉が薄い緑色のもの、実は小さめのものがよいさんしょうとされています。この状態がよいものを食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。
 
木の芽の旬は3~5月、若い果実である青ざんしょうは6~7月、秋になってはじけた実である実ざんしょうは11月が旬とされています。
 
粉になっているさんしょうは冷凍保存をすると香りが飛びにくくなります。
また、実のさんしょうは生の状態でも冷凍して使えますが、下処理をしたうえで冷凍しておくと便利に使えるでしょう。

さんしょうを使った食品の冷凍方法


生さんしょうの葉


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等に並べ、隙間なく包装して冷凍。
凍ったまま刻んで使う。
 

生さんしょうの実


水気をきって袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等に並べ、隙間なく包装して冷凍。
凍ったまま下処理をして使う。
 

加熱済みのさんしょうの実


下処理をする過程で加熱したさんしょうの実は、水気をきって袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等に並べ、隙間なく包装して冷凍。
使用する際には、流水解凍、自然解凍、加熱調理。
 

炒め物、煮物


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

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執筆・監修

鈴木徹

冷凍科学技術

冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。