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びわ(枇杷)を冷凍・保存・解凍調理する方法

びわの基本


びわは強い抗酸化作用を持つカロテンを豊富に含んでいるため、高血圧や心筋梗塞、がんを予防する効果があるといわれています。葉にはタンニンやビタミン様物質が含まれており、古くからせき止めの薬として用いられています。
 
軸がしっかりしていて、皮の色が鮮やかでハリがあるもの、白い粉状のブルームと産毛に覆われているものがよいびわとされています。この状態がよいときに食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。
 
びわの旬は4~6月とされており、長崎県で主に収穫されています。
 
びわは冷凍をすると、冷凍保管中に変色してしまう性質を持っています。そのため、冷凍をする際には加熱をしてから保存する必要があります。
 
加熱済みのびわは、食感が既に変化しているため、問題なく冷凍・解凍できます。凍ったままフードプロセッサーなどにかけることで、再加熱なしでソースにするなどして使うことができます。

びわを使った食品の冷凍方法


焼きびわ、コンポート


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
 

ジャム


袋に入れて脱気包装をする。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

果物を使ったケーキ・デザートの冷凍・保存・解凍について


果物・フルーツは、生の状態で凍らせると解凍時に食感が維持できず、ドリップが出て水っぽくなってしまうことがあり、注意が必要です。
果物を使ったケーキやデザートの急速冷凍・保存・解凍の方法を紹介します。
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執筆・監修

鈴木徹

冷凍科学技術

冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。