たちうお(太刀魚)を冷凍・保存・解凍調理する方法
たちうお(太刀魚)を冷凍・保存・解凍調理の基本
たちうおは白身魚で、淡白な味わいをしています。細くて長い体や銀白色に輝く体表から太刀に似ており、太刀魚と名付けられたと言われています。
たちうおは北海道南部から九州沿岸まで広い地域に生息しています。西日本での漁獲量が多く、愛媛県、大分県、和歌山県などが主な産地となっています。身質がよく、どんな料理にも合うと言われています。新鮮なものは刺身にすることが多く、そのほか、焼き物や揚げ物、粕漬けなどでも調理されています。
たちうおの旬は、7月から11月にかけてです。旬以外の時期でもそれほど味が落ちるわけではないので、1年を通して楽しめる魚です。
たちうお(太刀魚)を使った食品の冷凍方法
たちうお(太刀魚)のフィレ
袋に入れて脱気包装をする(脱気をしすぎるとドリップが出るので注意)か、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍してから脱気包装をしたり、ラップ等で包んだりしてもよい。
解凍する場合は、氷水解凍。
たちうお(太刀魚)の焼き物、揚げ物、粕漬け
粕漬けは袋に入れて脱気包装を行うか、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
焼き物、揚げ物は加熱後の食感が失われる場合があるので、脱気包装はせずラップ等で隙間なく包んで冷凍する。冷凍後に包装を行ってもよい。解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
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執筆・監修
鈴木徹
冷凍科学技術
冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。