はぜを冷凍・保存・解凍調理する方法
はぜの基本
はぜは白身魚で、くせのない淡泊な味わいをしています。全世界で2100種類以上も確認されており、淡水域や汽水域、浅い海水域など様々な場所に生息しています。都市部の河川などでも見ることができ、身近な魚です。
はぜは、北海道南部から種子島まで幅広く生息しています。漁獲量は青森県がトップで22.4%のシェアとなっており、茨城県、岐阜県が続きます(2015年現在)。
江戸前天ぷらに欠かせないネタとして親しまれています。唐揚げにしたり、新鮮なものは刺身や鮨ネタで食べることも多いです。そのほか、焼き物や煮つけ、干物などでも食べられています。
はぜの旬は、秋から冬と言われています。寒さが増すこの時期には脂が乗ってきて、うま味が増します。
はぜを使った食品の冷凍方法
はぜを丸ごと
袋や容器にはぜを入れ、水を張って冷凍(氷漬け冷凍)。
冷凍する際に内臓を取り出すなど下処理はしない。
氷漬け冷凍が難しい場合は、ラップ等で隙間なく包むか、袋に入れて脱気して冷凍。
解凍する場合は、氷ごと水を張った容器に入れて解凍する(氷水解凍)。
はぜの天ぷら、唐揚げ、焼き物、煮付け、干物
煮つけ・干物は袋に入れて脱気包装を行うか、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
天ぷら、唐揚げ、焼き物は加熱後の食感が失われる場合があるので、脱気包装はせずラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍後に包装を行ってもよい。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
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執筆・監修
鈴木徹
冷凍科学技術
冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。