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しょうが(生姜)を冷凍・保存・解凍調理する方法

しょうがの基本


しょうがには、強い辛みのもとであるジンゲロンとショウガオールが含まれています。ジンゲロンは、血行を促進して体を温めることで冷え性や生理痛に効果があるといわれています。ショウガオールは抗酸化作用が高く、抗がん性があるといわれています。
 
ふっくらとして形がよくて硬いもの、表面に傷がないものがよいしょうがとされています。この状態がよいときに食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。
 
しょうがの旬は6~8月とされていますが、貯蔵性がよく、通年出回っています。
 
しょうがは冷凍・解凍による色の変化が少ないため、生の状態で冷凍をした後、凍ったまますりおろしたり、きざんだりして使うことができます。生のブロック状のものを解凍すると柔らかくなってしまうため、凍ったまま調理しましょう。
 
茹でたり炒めたりした加熱済みのしょうがは、酵素が失活しており、食感が既に変化しているため、問題なく冷凍・解凍できます。

しょうがを使った食品の冷凍方法


生しょうが


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
凍ったまますりおりしたり刻んだりして使う。
 

生ペースト


できたペーストを袋に入れて脱気包装をして冷凍。
解凍する場合は、流水解凍を行うか、凍ったまま使う。
 

炒め物、煮物


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

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執筆・監修

鈴木徹

冷凍科学技術

冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。