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そらまめを冷凍・保存・解凍調理する方法

そらまめの基本


そらまめにはたんぱく質やビタミンB1、B2、Cなどが多く含まれています。そのほか、カリウムや鉄、銅といったミネラル類が豊富に含まれている点も特徴です。
 
さやにハリとツヤがあり、緑色が濃いもの、また外から見て豆の形がそろっているものがよいとされています。また、さやから出して空気に触れると、一気に鮮度が落ちますので、さやから出してすぐのものを食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。
 
旬は4~6月とされています 。早いものでは鹿児島県産のものが年末頃から出荷されますが、旬の時期での出荷がほとんどです。
 
また、そらまめを冷凍して解凍すると、酵素反応によって色が変化したり実の弾力がなくなったりしてしまいます。
そのため、生のそらまめを冷凍した場合は、凍ったまま加熱をするようにしましょう。
 
さやから取り出して加熱したそらまめを冷凍した場合は、酵素反応が失活している状態なので、色や食感の変化を抑えたまま冷凍・解凍できます。
加熱済みのそらまめは凍ったままフードプロセッサーなどにかけることで、解凍後の加熱なしでもソースやスープ、ディップとしても活用できます。

そらまめを使った食品の冷凍方法


生そらまめ


さやをむいた豆を袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍時の酵素反応による色や食感の変化を防ぐため、凍ったまま加熱調理に使う。
 

炒め物、煮物、茹でそらまめ


袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
 

加熱済みそらまめのソース、マッシュ、スープ


袋に入れて脱気包装をする。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

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執筆・監修

鈴木徹

冷凍科学技術

冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。