きゅうり(胡瓜)を冷凍・保存・解凍調理する方法
きゅうりの基本
きゅうりは水分が95%以上を占め、残りにはビタミンCやカリウムなどが含まれている野菜です。カリウムには利尿作用があり、むくみやだるさの解消に役立つといわれています。
水分が多い野菜のため、獲れたてのみずみずしいうちが食べごろですが、どうしても冷凍する必要がある場合は、新鮮なうちに調理し冷凍しましょう。
旬は5~8月とされていますが、ビニール栽培のものは通年出回っています。
きゅうりを冷凍して解凍すると、水分が多い野菜のため、食感が極端に落ちてしまいます。
そのため、食感の影響を抑えるために薄くスライスして塩を振るなどして水気を絞り、冷凍をするとよいでしょう。
基本的には冷凍にはあまり向かない食材です。
きゅうりを使った食品の冷凍方法
生スライス
薄くスライスしたうえで塩を振り、水気をよく絞る。
袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍もしくは流水解凍をしたうえで、再度水気を絞って料理に使う。
野菜の冷凍・保存・解凍について、もっと詳しく知るには?
野菜は冷凍をすると、水分を維持する機能が失われてしまうため、食感が落ちてしまいやすい食品です。
葉物、根菜、いもなど野菜の種類に合わせた急速冷凍・保存・解凍の方法を詳しく紹介します。
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執筆・監修
鈴木徹
冷凍科学技術
冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。