はくさい(白菜)を冷凍・保存・解凍調理する方法
はくさいの基本
はくさいの大部分は水分ですが、ビタミンCが豊富に含まれているため、風邪の予防や免疫力の向上に効果があるといわれています。また、カリウムの利尿作用で塩分を輩出することによる高血圧の予防や、食物繊維による整腸効果が期待できるとされています。
外側の葉が生き生きとした緑色をしているもの、切り口が白くみずみずしいもの、葉が隙間なく詰まっているものがよいはくさいとされています。この状態のものを食べたり冷凍をしたりするとよいでしょう。
はくさいの旬は11~2月とされていますが、地域や種類によって収穫時期が前後するため、1年中流通しています。
また、はくさいを生で冷凍・解凍すると、シャキシャキ感が失われて柔らかくなり、凍ったまま加熱しても食感が悪くなってしまうので注意しましょう。食感の影響を抑えるためには、さっと茹でて水分を絞って冷凍をするとよいでしょう。
茹でたり炒めたり、汁物にした加熱済みはくさいは、酵素反応が失活しており、食感が既に変化しているため、問題なく冷凍・解凍できます。
ただし、生のはくさいを加熱調理した場合に比べ、シャキシャキした食感が失われてしまうことには注意しておきましょう。
はくさいを使った食品の冷凍方法
茹ではくさい
さっと茹でたはくさいの水分を絞る。
袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
炒め物、煮物、汁物
袋に入れて脱気包装をするか、ラップ等で隙間なく包装して冷凍。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
野菜の冷凍・保存・解凍について、もっと詳しく知るには?
野菜は冷凍をすると、水分を維持する機能が失われてしまうため、食感が落ちてしまいやすい食品です。
葉物、根菜、いもなど野菜の種類に合わせた急速冷凍・保存・解凍の方法を詳しく紹介します。
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執筆・監修
鈴木徹
冷凍科学技術
冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。