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フローズンチルド食品

フローズンチルド食品とは、保存・輸送段階では冷凍(フローズン)状態で取り扱い、販売直前に一度解凍を行った後、チルド食品と同じ10℃以下で保管する食品です。
 
冷凍状態で保存・輸送することで酵素の活性や有害微生物の発育を抑制でき、長期間保存していても、品質を保つことができます。特に輸送期間の長い輸入食品は、冷凍状態で輸入され、解凍後にスーパーなど消費者の前に並びます。
 
フローズンチルド食品は通常の冷凍食品と同じく、急速冷凍した後、マイナス18℃以下の環境で、製造・管理・輸送されます。
解凍後は、細菌の増殖や酵素の活性化によってチルド食品と同様に時間が経つにつれ品質が落ちてしまうので、温度管理や速やかな消費が必要です。
 
通常の食品に比べて、製造、保存、輸送、解凍、解凍後の保存と、衛生管理をしなければならない段階が多いため、HACCP方式を含めた適切な衛生管理を行うことが求められます。
【関連用語】HACCP
 
なお、フローズンチルド食品の期限表示は、冷凍状態とチルド状態で保存条件が変わるので、それぞれ別途に設定されます。
特にチルド状態での期限は、解凍方法や環境によって大きく変わる可能性があり、はじめからチルド食品として製造された食品の期限とは異なるので、注意が必要です。

 
 
【参照】
『新版 食品冷凍技術』(社団法人日本冷凍空調学会、2009)