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凍結温度帯

凍結温度帯とは、マイナス18℃以下の温度帯であり、冷凍された食品の流通において国際的に推奨された保存温度帯でもあります。
 
食品の品温を所定の温度に保つ流通の仕組みであるコールドチェーンで使われる温度帯のうちの一つで、畜産物や魚介類、調理食品、野菜類など多く冷凍された食品の品質を保持したまま冷凍保存することができる温度帯です。
 
マイナス18℃以下の環境では、微生物の増殖はまったく起こらないため、微生物による衛生上の問題は生じません。腐敗を抑えることができるので、冷凍食品では保存料を使用する必要がありません。
 
なお、食品衛生法では、冷凍食品は品温がマイナス15℃以下での保存、流通が要件として定められています。
 
冷凍食品業界では、冷凍食品の高い品質を保持することを目的として、マイナス18℃以下での保存、流通を自主基準として定めています。
 
また、低温下では食品の酸化や酵素反応をある程度は抑えることができますが、冷凍保管中も食品は少しずつ変化しており、品質が落ちないわけではありません。そのため、賞味期限が設定されています。

 
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【参照】
農林水産省「急速冷凍食品の加工及び取扱いに関する国際的実施規範」(http://www.maff.go.jp/j/syouan/kijun/codex/standard_list/pdf/cac-rcp8.pdf)
一般社団法人日本冷凍食品協会「期限表示」(http://www.reishokukyo.or.jp/food-safety/indication/)
一般社団法人日本冷凍食品協会「基準」(http://www.reishokukyo.or.jp/certification/standard/)
『新版 食品冷凍技術』(社団法人日本冷凍空調学会、2009)