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冷凍加工の設備導入!魚・野菜・麺などの急速冷凍をサポート 冷凍の必要性とは?

スーパーやコンビニエンスストアに行けば、魚や麺類、肉や野菜など、たくさんの冷凍食品が販売されています。調理する必要がなく、電子レンジで解凍するだけで食べられる冷凍食品は、大変便利です。飲食店などを経営する企業も、古くからその利便性に着目し、冷凍加工の設備導入・商品開発を行ってきました。

こちらでは、魚や野菜、麺などを冷凍加工する必要性を解説いたします。冷凍加工技術導入をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

魚や野菜・麺を冷凍加工する必要性とは?


冷凍加工するには、設備導入が必要です。そのためには多大なコストが必要ですが、冷凍には複数のメリットがあります。

微生物の増殖を抑える


魚や野菜など食材が腐敗する原因となるのが、細菌などの微生物の活動です。微生物が繁殖して活動することで、食材は分解され発酵し、腐敗を起こします。冷凍加工することによって、微生物の繁殖と活動を抑えられます。微生物は10度以下で繁殖しにくくなり、0度以下になると活動を停止します。

食品劣化を抑制する


また、冷凍加工された商品を冷凍保管することで、食品劣化も抑制できます。食品劣化は、主に酸化と乾燥、そして食品の酵素の働きによって起こります。劣化は食品の食感や色味を変化させます。

冷凍温度下では、食品の酸化や酵素の活動を遅らせることができるため、こうした劣化の進行を抑えられます。一方で、冷凍保存中の食品は非常に乾燥しやすい状況になり、適切な包装をしないと乾燥が進行するため注意が必要です。

冷凍保存するときの温度は低温であるほどよく、冷凍業界ではマイナス18度以下が標準となっています。なかには、マグロのようにマイナス40度以上で保存すると赤身の部分が黒ずんでしまう食品もあります。そのため、マグロはマイナス60度以下のストッカーで保存することが一般的ですが、保管コストもかかるため、高価な商品にしか使われません。

冷凍加工は寄生虫由来の食中毒に有効?


冷凍された魚

新鮮な魚介類を食べた際にしばしば発生するのが、魚介類に付着していた寄生虫を摂取することによる食中毒です。


その寄生虫のひとつがアニサキスで、半透明で白く、大きさは3cm程度でひものような形をしています。サバやカツオ、サケやイカなどの魚介類に寄生し、内臓で成長します。


魚が死ぬと、アニサキスは内臓から魚の筋肉に移動します。アニサキスが寄生している魚を生のまま食べると、体内に入ったアニサキスは胃や腸を食い荒らします。それが激しい痛みを起こし、食中毒のひとつ「アニサキス症」を発生させます。



冷凍加工によってアニサキスを死滅させる


アニサキス症を予防するには、魚に寄生しているアニサキスを食べる前に取り除く方法か、魚に寄生している状態で死滅させる方法かを行う必要があります。死滅させる方法のひとつが冷凍加工です。

マイナス20度以下の状態で、食品を24時間以上冷凍すると、アニサキスは死滅します。その際には、食品の中心部の温度がマイナス20℃になるように冷凍しなくてはなりません。

冷凍加工の設備導入をご検討中の方はおいしい冷凍研究所に相談!


冷凍加工の設備導入により、魚や野菜、麺類などの食材に「長く保存できる」「劣化を防げる」「味を保つことができる」といったメリットが生まれます。また、冷凍加工によりアニサキスを死滅させることもできます。

食品を冷凍加工するとなれば、急速冷凍機や冷凍保管庫(ストッカー)などの設備導入が必要です。食品製造業者として、設備導入を検討されている場合は、おいしい冷凍研究所にご相談ください。急速冷凍機の選び方や導入フローなどをアドバイスいたします。

冷凍設備の選び方をチェック!

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執筆・監修

おいしい冷凍研究所 編集部

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