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加熱モードを使おう! 電子レンジ解凍の方法と特徴

電子レンジ解凍は、冷凍食品などを手軽に加熱して解凍できる方法です。方法は簡単ですが、電子レンジの特性から解凍むらができるなど、解凍時に注意すべきポイントがあります。この記事では、電子レンジ解凍の基本的な方法を解説すると共に、注意すべき点や、電子レンジ解凍に適している食材について説明していきます。

一気に加熱調理する「加熱モード」を使おう

電子レンジの加熱機能を使って、食品に熱を与えて解凍する電子レンジ解凍は、手軽に冷凍した食品を温められる便利な解凍法です。
一気に食品を加熱することができるため、最大氷結晶生成帯(マイナス5~マイナス1℃)の温度帯で氷結晶が大きくなることや、常温温度帯に食品が留まることによる衛生面での腐敗や食中毒リスク、酵素反応による食品の色や食感、臭いの発生を心配する必要はありません。
 
ここで重要なのが、電子レンジ解凍をする場合には「加熱モード」を使うことです。
電子レンジは水分子を振動させて熱エネルギーを生成する仕組みになっています。
水分があるところに振動が集中しやすい特性を持っているため、どうしても溶けた部分に振動が集中しやすく、解凍むらができやすくなってしまいます。
そのため、いったん生の状態に解凍するために「解凍モード」を使うと、解凍むらができた状態になってしまいます。
 
これを避けるためには、食品全体を強く加熱する用途に電子レンジを使うことで、食品全体に強い熱を与えて、加熱調理完了までを一気に行うとよいでしょう。

 
 

電子レンジ解凍の手順

凍った食品を電子レンジ解凍する際の手順は以下のとおりです。
解凍時間は食品の大きさや特性によって違います。既成の商品の場合は、商品に記載された出力と加熱時間に従って加熱しましょう。
 

①電子レンジに冷凍品を入れて加熱する

電子レンジに食品を入れて加熱します。
既成の商品ではない場合は、生の食品を加熱調理する際の1.5倍から2倍の時間でまずは加熱してみましょう。
 

②加熱状況を確認し、問題なければ解凍完了

電子レンジから取り出して、加熱状況を確認します。
まだ冷たい部分が残っている場合は、再加熱を行いましょう。
全体に熱が通っていれば解凍完了です。

 
 

手軽に加熱調理をしたい食品にぴったり

電子レンジ解凍は、手軽な加熱調理方法として人気の解凍方法です。
加熱して食べる食品であれば、基本的には電子レンジ加熱して問題ありませんが、卵など、冷凍していない状態で電子レンジ加熱を避けたほうがよいものは同様に避けましょう。

 
 

ほかの加熱方法も選択肢に入れつつ、上手に活用しよう

電子レンジは簡単で手軽に加熱を行える方法ですが、食品によってはおいしく食べるために、電子レンジ以外の加熱方法を行ったほうが良いものがあります。
冷凍食品のチャーハンや、グリルものの野菜や肉、冷凍パン、蒸し物などは、電子レンジ以外の調理方法が指定されていた場合は、フライパンやオーブン、蒸し器で加熱したほうがより本格的な味を楽しめるはずです。
 
求める調理水準に従って、どの加熱方法が適しているかを判断したうえで、電子レンジ解凍を上手に活用するようにしましょう。

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