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【24時間いつでも本格的な味を提供】冷凍自販機の導入で麺だけでなくこだわりの冷凍スープ販売に成功

株式会社サッポロめんフーズ

企業紹介
「品質第一・美味しい麺作り」をモットーに、半世紀以上麺作り一筋で取り組みを続けるサッポロめんフーズ。麺の種類は豊富で、家系麺や博多麺など、ラーメン店をこだわりの麺でサポートします。特徴は麺の種類だけでなく、クオリティも見逃せません。熟練した職人(社長含め工場の5人が厚生労働大臣認証製麺技能士を取得)が店舗に 合わせた麺製品をオーダーメイドにて製造提供しています。
プロジェクト期間
2021年2月〜 約2ヶ月間
課題
①コロナ渦で主要卸先の飲食店やラーメン店が営業できず、卸量が大きく減少する ②一方で、おうち需要から月間数回練馬・川越工場で実施している製麺所の直売会が好調。開催回数の増加などの要望が多数 ③本来の製麺所の業務に影響が出ず、かつ販売増できる方法を検討している際に冷凍自販機の存在を知り、導入に至る
支援内容
冷凍自販機の設置、直売所での冷凍スープの一般客への直売
成果
月2回実施する直売会が人気を博し、路面店や携帯電話ショップなどからもオファーを受けるまでに成長。人気となった直売会は毎週末に開催するほどの回数増加。それに伴って、売り上げの増加に成功。さらに、冷凍自販機の導入で平日など新たな売り上げづくりも可能に。
プロジェクト前の課題

コロナ禍による行動制限で卸先店舗が営業できない状況に

サッポロめんフーズは、創業から50年近く、都内や埼玉近郊のラーメン店・麺類専門店から支持を受け、さまざまな要望に応えながら麺を製造卸を行ってきました。

しかし、2020年頃からはコロナ渦による店舗の営業時間短縮などで、飲食店の営業自体ができなくなり、麺製品の卸量が大きく減少。雇用する従業員の生活を守るために、取引先店舗の営業開始を待つだけでなく「自社の力で何かできることはないか」と、取り組みを考え始めました。
株式会社えだまめの支援

月2回、週末に実施していた製麺所の直売会が人気を博す

以前から地域貢献と新たな商品開発のテストも兼ね、練馬・川越にて月2回、週末に直売会を開催していました。この製麺所の直売会が、コロナ禍によるおうち需要の急増とともに、利用客が大きく増加。

多い日では、1日1000名近くの来店もあり、新たな収益の柱になる可能性が見えてきましたが、直売会は元々空いた時間・設備を有効活用することからスタートしたこともあり、常時開催や販売人員を確保することなどが難しいという課題を抱えていました。しかし、成功の可能性が見えていたため、「何か適切な方法はないか」と探していた際に見かけた、冷凍自販機にたどり着きました。

冷凍自販機の導入を図る

すでにラーメンを冷凍自販機で販売する企業は多数あり、顧客からすんなりと受け入れられる環境は整っていました。そのため、サッポロめんフーズでも既存の商品を取り扱う冷凍自販機を練馬の工場前に設置しました。すると、さっそく購入が相次ぎました。冷凍商品は麺とスープが一緒になっており、すぐに調理できる点や、製麺所が販売しているという信頼性が要因となり順調に販売数を伸ばしていました。
成果

冷凍自販機の増台とと直売会で「冷凍スープ」の販売開始

冷凍自販機での販売が好調に推移したため、川越にある工場にも自販機を増台。また、冷凍自販機向けラーメンの「冷凍スープのみ」を新たに販売するアイデアをえだまめ社より提案いただき、直売会で販売したところ「お店の味の再現度が高い」とリピーターを多く獲得することができました。

現在は、麺にセットで複数の冷凍スープを購入される常連様も数多くいらっしゃいます。
お客様の声

ピンチをチャンスに変え、新たな販売商品を発見することで、主力商品の売上アップに貢献

当初は、コロナ禍で卸量の大幅な減少など、将来への不安が多くありました。しかし、直売会を新たな収益の柱とすることができ、安堵しています。さらに、自社運営以外に携帯電話ショップでの販売など、販路拡大を図ることができたと思っております。

冷凍スープを上手に活用することで、味の再現性の高さや長期保存など、購入者の自宅がラーメン店になる仕組みづくりを行うことは弊社の強みであるため、今後も研究を拡大していきたいと思います。