豚ヒレを冷凍・保存・解凍調理する方法
豚ヒレの基本
豚ヒレは、背骨の内臓側に沿って付いている肉です。
肉全体の2%しか採れない希少部位です。豚肉のなかでも最もきめが細かく、やわらかい食感をしており、最上部位とされています。とんカツやステーキ、ソテーとしてよく用いられます。
ビタミンB1が豊富であるほか、脂肪が少なくカロリーが低いのが特徴です。味はさっぱりとしていてコクに欠けるので、とんカツやステーキなどの油を使う料理に適しています。
豚ヒレを使った食品の冷凍方法
未加工、ステーキ・ソテー用
袋に入れて脱気をするか、隙間なくラップ等の包装材で包み冷凍。
脱気包装する場合は、強く空気を抜きすぎるとドリップが出ることがあるので、脱気は適度にとどめる。
解凍する際は、冷蔵庫解凍もしくは氷水解凍。
凍ったまま加熱調理してもよい。
とんカツ(加熱前)
衣をつけた状態で冷凍し、隙間なくラップ等の包装材で包み冷凍。衣が潰れてしまわないように注意する。
解凍する際は、凍ったまま揚げる。
とんカツ(加熱後)
隙間なくラップ等で包んで冷凍する。このとき、衣が潰れてしまわないように注意する。
解凍する際は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
肉の冷凍・保存・解凍について、もっと詳しく知るには?
小売用の生肉、業務用のかたまり肉、調理加工済の肉製品など、商品に合わせた急速冷凍・保存・解凍の方法を詳しく紹介します。
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執筆・監修
鈴木徹
冷凍科学技術
冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。