豚ももを冷凍・保存・解凍調理する方法
豚ももの基本
豚ももは、後肢の付け根に近い部分の肉の「うちもも」、うちももの下側にある「芯玉」の2つの部位を指しています。
きめが細かくやわらかいな肉質をしています。全体的に脂肪が少ないため、さっぱりとした味です。たんぱく質が多く、ヒレに次いでビタミンB1が豊富であることも特徴です。ローストポークやステーキ、焼き豚、ボンレスハム、パルマハムとしてよく用いられます。
肉自体を味わう調理に向いており、多くは塊のままローストしたり、焼き物にしたりします。調理の際は、火の通し過ぎに注意しましょう。パサついてかたくなってしまいます。
豚ももを使った食品の冷凍方法
未加工、ステーキ用
袋に入れて脱気をするか、隙間なくラップ等で包み冷凍。
脱気包装する場合は、強く空気を抜きすぎるとドリップが出ることがあるので、脱気は適度にとどめる。
解凍する際は、冷蔵庫解凍もしくは氷水解凍。
凍ったまま加熱調理してもよい。
ローストポーク
袋に入れて脱気をするか、隙間なくラップ等で包み冷凍。
解凍する際は、冷蔵庫解凍もしくは流水解凍。
焼き豚、ボンレスハム、パルマハム
袋に入れて脱気をするか、隙間なくラップ等で包み冷凍。
解凍する際は自然解凍、流水解凍、加熱調理。
肉の冷凍・保存・解凍について、もっと詳しく知るには?
小売用の生肉、業務用のかたまり肉、調理加工済の肉製品など、商品に合わせた急速冷凍・保存・解凍の方法を詳しく紹介します。
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執筆・監修
鈴木徹
冷凍科学技術
冷凍の研究者として圧倒的な実績と知見を持つ研究者。研究だけにとどまらず、企業向けのコンサルテイングや行政に対するアドバイザリーなど実績多数。