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寄生虫

寄生虫(きせいちゅう)は、動物や植物の表面や体内に寄生して生命を維持する生物のことを指します。
食べても健康に問題のない寄生虫もいますが、寄生虫によっては食べることで食中毒の原因になるものが確認されています。
 
魚介類や肉類、野菜など生鮮食品を未加熱で食べ、一緒に寄生虫を摂取してしまうと、腹痛や下痢等を引き起こし、種類によっては症状が重篤になる場合があります。
例を挙げれば、サバ、サケ、スルメイカ、イワシなどに寄生するアニサキスや、アンコウ、タラ、イカなどに寄生するシュードテラノーバは激しい腹痛や吐き気、おう吐、じんましんなどを引き起こします。
 
寄生虫による食中毒は、対象となる食品の十分な洗浄や加熱処理で予防できます。
 
また、魚介類に寄生する寄生虫の多くはマイナス20℃で以下24時間以上冷凍すれば死滅すると言われています。ただし厳密には、死滅には諸条件が必要な場合もあるため、確認しましょう。一般的には、寄生虫による食中毒が多いサケ科の魚類は、冷凍することで安全に食べられると言われています。
 
 
【参照】
東京都福祉保健局「食品の寄生虫」
(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/musi/index.html)
東京都福祉保健局「アニサキス(Anisakis)線虫類」(http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/musi/01.html)
東京都福祉保健局(シュードテラノーバ(Pseudoterranova) 線虫類)http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shokuhin/musi/02.html)
良永知義「寄生虫との付き合い方一魚介類の寄生虫と食品衛生一」中央水研ニュース19号(http://nrifs.fra.affrc.go.jp/news/news19/yosinaga.htm)

執筆・監修

おいしい冷凍研究所 編集部

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