ふぐを冷凍・保存・解凍調理する方法

淡泊な味わいながらしっかりとしたうま味があるふぐは、刺身、鍋物、焼きふぐ、唐揚げ、干物として楽しめます。そんなふぐを、急速冷凍を活用して冷凍・保存・解凍調理する場合に適切な方法を紹介します。

ふぐの基本

ふぐは白身魚で、淡泊な味わいながらしっかりとしたうま味があります。高級魚として有名であり、一尾が数万円することも珍しくありません。猛毒を持つことでも知られており、取り扱いには都道府県条例により資格等の規制が設けられています。
 
ふぐは、北海道から種子島にかけて生息しています。天然物の漁獲量のトップは石川県で全体の14.1%を占めており、島根県、北海道が続きます。養殖物では、長崎県がトップになっています(2015年現在)。
 
刺身(てっさ)、鍋物(てっちり)で食べるのが定番です。そのほか、焼きふぐ、唐揚げ干物にされることも多いです。濃厚で上品な旨味を持つ白子は焼き物、蒸し物、白子酒にされます。
 
ふぐの旬は、冬です。冬は産卵前で、身にうま味が満ちている時期です。養殖物は年中味が安定しています。

 
 

ふぐを使った食品の冷凍方法

ふぐのフィレ

袋に入れて脱気包装をする(脱気をしすぎるとドリップが出るので注意)か、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍してから脱気包装をしたり、ラップ等で包んだりしてもよい。
解凍する場合は、氷水解凍。
 

焼きふぐ、唐揚げ、干物

干物は袋に入れて脱気包装を行うか、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
焼きふぐ、唐揚げは加熱後の食感が失われる場合があるので、脱気包装はせずラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍後に包装を行ってもよい。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
 

ふぐの白子

ふぐの生の白子は冷凍・解凍をすると食感が変わりやすい部位です。
白子を使った商品を開発したい場合は、専門家へのご相談をおすすめします。

 
 

魚の冷凍・保存・解凍について、もっと詳しく知るには?

肉と比べると組織が弱く、冷凍に注意が必要な魚を、美味しく冷凍するポイントを紹介。フィレやむき身、干物、下味がついたものなど、商品に合わせた急速冷凍・保存・解凍の方法を詳しく紹介します。
【関連記事】種類に合わせて冷凍・解凍を|魚の冷凍・解凍・保存方法

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ひらめを冷凍・保存・解凍調理する方法

身は脂が適度に乗っており、甘みがあるひらめは、刺身や鮨ネタ、焼き物や煮付け、フライ、天ぷらとして楽しめます。そんなひらめを、急速冷凍を活用して冷凍・保存・解凍調理する場合に適切な方法を紹介します。

ひらめの基本

ひらめは白身魚で、身は脂が適度に乗っており、甘みがあります。かれいと見た目がよく似ていますが、両目が頭部の左側についているのがひらめ、右側に付いているのがかれいです。俗に「左ヒラメに右カレイ」と言われます。
 
ひらめは、太平洋西部に広く分布しており、北海道から九州まで各地で漁獲されています。天然物は宮城県が全体の約21%を漁獲しており、青森県、北海道が続きます。養殖物では、鹿児島県、大分県が共に26%を生産しています(2015年現在)。
 
新鮮なものは、刺身や鮨ネタにされることが多いです。ひれの付け根部分の「えんがわ」は食感が良く、特に人気があります。そのほか、焼き物や煮付け、フライ、天ぷらなどさまざまな料理方法で楽しまれています。
 
ひらめの旬は、秋から冬にかけてです。春から初夏にかけての産卵期に向けて、脂が乗ってきて身も締まる時期です。養殖物は通年味が安定しており、旬を気にする必要がありません。

 
 

ひらめを使った食品の冷凍方法

ひらめを丸ごと

袋や容器にひらめを入れ、水を張って冷凍(氷漬け冷凍)。
冷凍する際に内臓を取り出すなど下処理はしない。
氷漬け冷凍が難しい場合は、ラップ等で隙間なく包むか、袋に入れて脱気して冷凍。
解凍する場合は、氷ごと水を張った容器に入れて解凍する(氷水解凍)。
 

ひらめのフィレ

袋に入れて脱気包装をする(脱気をしすぎるとドリップが出るので注意)か、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍してから脱気包装をしたり、ラップ等で包んだりしてもよい。
解凍する場合は、氷水解凍。
 

ひらめのフライ(加熱前)

衣をつけたひらめを冷凍し、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
解凍する場合は、凍ったまま油で揚げて加熱調理する。
 

ひらめの焼き物、煮付け、フライ(加熱後)、天ぷら

煮付けは袋に入れて脱気包装を行う。
焼き物、フライ(加熱後)、天ぷらは焼成後の食感が失われる場合があるので、脱気包装はせずラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍後に包装を行ってもよい。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

 
 

魚の冷凍・保存・解凍について、もっと詳しく知るには?

肉と比べると組織が弱く、冷凍に注意が必要な魚を、美味しく冷凍するポイントを紹介。フィレやむき身、干物、下味がついたものなど、商品に合わせた急速冷凍・保存・解凍の方法を詳しく紹介します。
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はもを冷凍・保存・解凍調理する方法

淡白な味わいでありながら、うま味と脂の後味が感じられるはもは、湯引き、天ぷら、吸い物、かまぼことして楽しめます。そんなはもを、急速冷凍を活用して冷凍・保存・解凍調理する場合に適切な方法を紹介します。

はもの基本

はもは白身魚で、淡泊な味わいをしています。関西で人気の高い魚で、京都でははもを食べる文化が根付いています。7月の祇園祭ではも料理を食べる習慣があることから、「祭はも」という別名があります。
 
はもは、福島以南の沿岸部に生息しています。紀伊水道や瀬戸内海に面する各県で主に漁獲され、関西地方を中心に出荷されます。
 
骨切りしたはもを湯通しして氷水に落としたものを湯引きはもと呼び、梅肉やきゅうりを添えて食べたりします。そのほか、天ぷらや吸い物、かまぼこの材料などにも利用されています。
 
はもの旬は、梅雨入りから7月頃と言われています。産卵を控えたこの時期は脂がよく乗っています。また、10月から11月にかけても、産卵後に餌を食べて身が肥えているため、脂が乗っておりおいしいとされています。

 
 

はもを使った食品の冷凍方法

はもを丸ごと

袋や容器にはもを入れ、水を張って冷凍(氷漬け冷凍)。
冷凍する際に内臓を取り出すなど下処理はしない。
氷漬け冷凍が難しい場合は、ラップ等で隙間なく包むか、袋に入れて脱気して冷凍。
解凍する場合は、氷ごと水を張った容器に入れて解凍する(氷水解凍)。
 

はものフィレ

袋に入れて脱気包装をする(脱気をしすぎるとドリップが出るので注意)か、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍してから脱気包装をしたり、ラップ等で包んだりしてもよい。
解凍する場合は、氷水解凍。
 

はもの湯引き、天ぷら

湯引きは袋に入れて脱気包装を行うか、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
天ぷらは加熱後の食感が失われる場合があるので、脱気包装はせずラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍後に包装を行ってもよい。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

 
 

魚の冷凍・保存・解凍について、もっと詳しく知るには?

肉と比べると組織が弱く、冷凍に注意が必要な魚を、美味しく冷凍するポイントを紹介。フィレやむき身、干物、下味がついたものなど、商品に合わせた急速冷凍・保存・解凍の方法を詳しく紹介します。
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はたはたを冷凍・保存・解凍調理する方法

淡白でありながらうま味のあるはたはたは、塩焼き、揚げ物、煮付け、干物、鍋物の材料として楽しめます。そんなはたはたを、急速冷凍を活用して冷凍・保存・解凍調理する場合に適切な方法を紹介します。

はたはたの基本

はたはたは白身魚で、淡泊な味わいですがうま味があります。秋田の郷土料理には欠かせない魚で、はたはたから作る魚醤はしょっつると呼ばれており、しょっつる鍋が秋田名物として有名です。秋田県の県魚でもあります。
 
はたはたは、日本海、北日本を中心に生息しています。兵庫県が全体の29%を漁獲しており、鳥取県、秋田県が続いています(2015年現在)。
 
塩焼きや揚げ物、煮付け、干物、鍋物の材料などさまざまな料理に利用されています。そのほか、秋田県ではしょっつる鍋にしたり、山形県の庄内地方では田楽にして食べられています。また、はたはたの卵巣はブリコと呼ばれ、ブリコは濃厚なうま味を持っているため人気が高い食品です。
 
はたはたの旬は、産地によって変わります。秋田県では、11月末から1月にかけて旬となります。この時期は産卵期なので雌はブリコを持っています。鳥取県では、脂が良く乗った3月から5月が旬とされています。

 
 

はたはたを使った食品の冷凍方法

はたはたを丸ごと

袋や容器にはたはたを入れ、水を張って冷凍(氷漬け冷凍)。
冷凍する際に内臓を取り出すなど下処理はしない。
氷漬け冷凍が難しい場合は、ラップ等で隙間なく包むか、袋に入れて脱気して冷凍。
解凍する場合は、氷ごと水を張った容器に入れて解凍する(氷水解凍)。
 

はたはたのフィレ

袋に入れて脱気包装をする(脱気をしすぎるとドリップが出るので注意)か、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍してから脱気包装をしたり、ラップ等で包んだりしてもよい。
解凍する場合は、氷水解凍。
 

はたはたの塩焼き、揚げ物、煮付け、干物

煮付け、干物は袋に入れて脱気包装を行うか、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
塩焼き、揚げ物は加熱後の食感が失われる場合があるので、脱気包装はせずラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍後に包装を行ってもよい。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

 
 

魚の冷凍・保存・解凍について、もっと詳しく知るには?

肉と比べると組織が弱く、冷凍に注意が必要な魚を、美味しく冷凍するポイントを紹介。フィレやむき身、干物、下味がついたものなど、商品に合わせた急速冷凍・保存・解凍の方法を詳しく紹介します。
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はたを冷凍・保存・解凍調理する方法

淡泊ながらほのかな甘みとうま味のあるはたは、刺身や鮨ネタ、唐揚げや煮付け、塩焼きとして楽しめます。そんなはたを、急速冷凍を活用して冷凍・保存・解凍調理する場合に適切な方法を紹介します。

はたの基本

はたは白身魚で、淡泊な味わいの中でほのかな甘みとうま味があります。ふぐと並んで鍋の王様と呼ばれるほどの白身の高級魚です。
 
はたは、西日本から東シナ海、南シナ海にかけての浅い岩礁域に生息しています。国産の天然物の漁獲は少なく、和歌山県をはじめとする養殖物、台湾からの輸入物が増えてきています。
 
鍋の材料にするのが定番となっています。新鮮なものは刺身や鮨ネタにして楽しまれており、そのほか、唐揚げや煮付け、塩焼きなど多種多様な料理に使われています。
 
はたの旬は、冬と言われています。放卵して身痩せする初夏の産卵期を除けば、旬以外の時期でもそれほど味が落ちずおいしく食べられます。

 
 

はたを使った食品の冷凍方法

はたを丸ごと

袋や容器にはたを入れ、水を張って冷凍(氷漬け冷凍)。
冷凍する際に内臓を取り出すなど下処理はしない。
氷漬け冷凍が難しい場合は、ラップ等で隙間なく包むか、袋に入れて脱気して冷凍。
包装が難しい場合はそのまま冷凍してグレーズ処理を行う。
解凍する場合は、氷ごと水を張った容器に入れて解凍する(氷水解凍)。
 

はたのフィレ

袋に入れて脱気包装をする(脱気をしすぎるとドリップが出るので注意)か、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍してから脱気包装をしたり、ラップ等で包んだりしてもよい。
解凍する場合は、氷水解凍。
 

はたの唐揚げ、煮付け、塩焼き

煮付けは袋に入れて脱気包装をして冷凍する。
唐揚げ、塩焼きは加熱後の食感が失われる場合があるので、脱気包装はせずラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍後に包装を行ってもよい。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

 
 

魚の冷凍・保存・解凍について、もっと詳しく知るには?

肉と比べると組織が弱く、冷凍に注意が必要な魚を、美味しく冷凍するポイントを紹介。フィレやむき身、干物、下味がついたものなど、商品に合わせた急速冷凍・保存・解凍の方法を詳しく紹介します。
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はぜを冷凍・保存・解凍調理する方法

白身魚で、くせのない淡泊な味わいが特徴のはぜは、刺身や鮨ネタ、天ぷら、唐揚げ、焼き物、煮付け、干物として楽しめます。そんなはぜを、急速冷凍を活用して冷凍・保存・解凍調理する場合に適切な方法を紹介します。

はぜの基本

はぜは白身魚で、くせのない淡泊な味わいをしています。全世界で2100種類以上も確認されており、淡水域や汽水域、浅い海水域など様々な場所に生息しています。都市部の河川などでも見ることができ、身近な魚です。
 
はぜは、北海道南部から種子島まで幅広く生息しています。漁獲量は青森県がトップで22.4%のシェアとなっており、茨城県、岐阜県が続きます(2015年現在)。
 
江戸前天ぷらに欠かせないネタとして親しまれています。唐揚げにしたり、新鮮なものは刺身や鮨ネタで食べることも多いです。そのほか、焼き物や煮つけ、干物などでも食べられています。
 
はぜの旬は、秋から冬と言われています。寒さが増すこの時期には脂が乗ってきて、うま味が増します。

 
 

はぜを使った食品の冷凍方法

はぜを丸ごと

袋や容器にはぜを入れ、水を張って冷凍(氷漬け冷凍)。
冷凍する際に内臓を取り出すなど下処理はしない。
氷漬け冷凍が難しい場合は、ラップ等で隙間なく包むか、袋に入れて脱気して冷凍。
解凍する場合は、氷ごと水を張った容器に入れて解凍する(氷水解凍)。
 

はぜの天ぷら、唐揚げ、焼き物、煮付け、干物

煮つけ・干物は袋に入れて脱気包装を行うか、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
天ぷら、唐揚げ、焼き物は加熱後の食感が失われる場合があるので、脱気包装はせずラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍後に包装を行ってもよい。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

 
 

魚の冷凍・保存・解凍について、もっと詳しく知るには?

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のどぐろ(あかむつ)を冷凍・保存・解凍調理する方法

口の中でとろけるような上品なうま味を持っているのどぐろは、刺身や鮨ネタ、焼き物、煮付け、干物として楽しめます。そんなのどぐろを、急速冷凍を活用して冷凍・保存・解凍調理する場合に適切な方法を紹介します。

のどぐろの基本

のどぐろは白身魚で、上品なうま味を持っており、「白身のトロ」と呼ばれるほどです。正式名称は「あかむつ」ですが、口の奥が黒いことからのどぐろという別名を持っています。山陰地方などよく獲れる地域での呼び名でしたが、テレビ等でのどぐろの名で取り上げられることが多く、全国区の呼び名となりました。
 
のどぐろは主に日本海沿岸に多く生息しており、北陸地方から山陰地方にかけてよく漁獲されています。また、長崎県の対馬市上県町では、紅瞳というブランドでのどぐろを出荷しています。
 
新鮮なものは刺身や鮨ネタで食べるのが定番となっています。そのほか、焼き物や煮つけ、干物などでも食べられています。
 
のどぐろの旬は、産卵期後の秋から冬と言われています。旬以外の時期でも脂の乗りは良いので、一年中楽しめる魚です。

 
 

のどぐろを使った食品の冷凍方法

のどぐろを丸ごと

袋や容器にのどぐろを入れ、水を張って冷凍(氷漬け冷凍)。
冷凍する際に内臓を取り出すなど下処理はしない。
氷漬け冷凍が難しい場合は、ラップ等で隙間なく包むか、袋に入れて脱気して冷凍。
解凍する場合は、氷ごと水を張った容器に入れて解凍する(氷水解凍)。
 

のどぐろのフィレ

袋に入れて脱気包装をする(脱気をしすぎるとドリップが出るので注意)か、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍してから脱気包装をしたり、ラップ等で包んだりしてもよい。
解凍する場合は、氷水解凍。
 

のどぐろの焼き物、煮付け、干物

煮つけ、干物は袋に入れて脱気包装を行うか、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
焼き物は加熱後の食感が失われる場合があるので、脱気包装はせずラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍後に包装を行ってもよい。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

 
 

魚の冷凍・保存・解凍について、もっと詳しく知るには?

肉と比べると組織が弱く、冷凍に注意が必要な魚を、美味しく冷凍するポイントを紹介。フィレやむき身、干物、下味がついたものなど、商品に合わせた急速冷凍・保存・解凍の方法を詳しく紹介します。
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にしんを冷凍・保存・解凍調理する方法

独特の風味を持つ脂と柔らかい身が特徴のにしんは、刺身やたたき、数の子、身欠きにしん、塩焼き、フライ、マリネ、煮付けなどで楽しめます。そんなあじを、急速冷凍を活用して冷凍・保存・解凍調理する場合に適切な方法を紹介します。

にしんの基本

にしんは青魚で、独特の風味を持つ脂と柔らかい身が特徴的です。数の子や身欠きにしんといった伝統的な料理にも用いられています。
 
にしんは日本海側では島根県以北、太平洋側では犬吠埼以北に生息しています。輸入物が大半ですが、鮮魚で市場に出回るものは国内産が多いです。国内産は、北海道での漁獲がほとんどで、99.5%を占めます(2015年現在)。
 
身欠きにしんや数の子などの伝統的料理のほか、塩焼きやフライ、マリネ、煮つけなど様々な料理に利用されています。ヨーロッパでもポピュラーな食材で、ロールモップと呼ばれるにしんの甘漬けがよく食べられています。
 
にしんの旬は、春です。産卵期である春に北海道沿岸に現れることから、「春告魚」とも呼ばれます。
 
冷凍を行う場合は、酸化しやすい不飽和脂肪酸を多く含む青魚ですので、賞味期限を短めに設定しておくか、酸化防止のために空気に触れさせないように下処理や包装を行うとよいでしょう。

 
 

にしんを使った食品の冷凍方法

にしんを丸ごと

袋や容器ににしんを入れ、水を張って冷凍(氷漬け冷凍)。
冷凍する際に内臓を取り出すなど下処理はしない。
氷漬け冷凍が難しい場合は、ラップ等で隙間なく包むか、袋に入れて脱気して冷凍。
解凍する場合は、氷ごと水を張った容器に入れて解凍する(氷水解凍)。
 

にしんのフィレ

袋に入れて脱気包装をする(脱気をしすぎるとドリップが出るので注意)か、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍してから脱気包装をしたり、ラップ等で包んだりしてもよい。
解凍する場合は、氷水解凍。
 

にしんのフライ(加熱前)

衣をつけたにしんを冷凍し、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
解凍する場合は、凍ったまま油で揚げて加熱調理する。
 

身欠きにしん、数の子、塩焼き、フライ(加熱後)、マリネ、煮付け

身欠きにしん、数の子、マリネ、煮付けは袋に入れて脱気包装を行うか、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
塩焼き、フライは加熱後の食感が失われる場合があるので、脱気包装はせずラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍後に包装を行ってもよい。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

 
 

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なまずを冷凍・保存・解凍調理する方法

ほどよい脂とクセのない味わいが特徴のなまずは、刺身、天ぷら、たたき揚げ、蒲焼、フライとして楽しめます。そんななまずを、急速冷凍を活用して冷凍・保存・解凍調理する場合に適切な方法を紹介します。

なまずの基本

なまずは白身魚で、ほどよい脂が乗っておりクセのない味わいをしています。日本では地震の原因をなまずとする迷信があったり、各地の伝承になまずが出てくるなど文化的には馴染み深いものですが、食用としては地味な存在です。
 
なまずは淡水魚で、北海道と沖縄を除く全国に広く生息しています。なまずは「白身魚のフライ」の素材として世界中で養殖が盛んで、中国やベトナム、バングラデシュ、アフリカ、アメリカなどから日本へ輸入されています。日本では埼玉県や茨城県で養殖技術の開発が行われています。
 
天ぷらや蒲焼、フライ、たたき揚げ、刺身などで食べられています。ベトナムでは、煮つけなどに用いられています。
 
なまずの旬は、春から夏と言われています。

 
 

なまずを使った食品の冷凍方法

なまずのフィレ、たたき

袋に入れて脱気包装をする(脱気をしすぎるとドリップが出るので注意)か、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍してから脱気包装をしたり、ラップ等で包んだりしてもよい。
解凍する場合は、氷水解凍。
 

なまずのフライ(加熱前)

衣をつけたなまずを冷凍し、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
解凍する場合は、凍ったまま油で揚げて加熱調理する。
 

なまずの天ぷら、たたき揚げ、蒲焼、フライ(加熱後)

蒲焼は袋に入れて脱気包装を行うか、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
天ぷら、たたき揚げ、フライは加熱後の食感が失われる場合があるので、脱気包装はせずラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍後に包装を行ってもよい。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。

 
 

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とびうおを冷凍・保存・解凍調理する方法

とびうおは青魚ですが、脂肪分が少なく淡白な味わいをしています。刺身、塩焼き、フライ、練り物、出汁の材料として楽しまれるとびうおを、急速冷凍を活用して冷凍・保存・解凍調理する場合に適切な方法を紹介します。

とびうおの基本

とびうおは青魚ですが、脂肪分が少なく淡白な味わいをしています。その名の通り、海面すれすれを滑空する魚で、平均的には100~300mを飛ぶことができます。
 
とびうおは南日本から東シナ海にかけて生息しています。鹿児島県、長崎県、島根県でトビウオ漁が盛んで、島根県では県の魚に指定されているほどです。
 
塩焼きやフライにすることが多く、新鮮なものは刺身でも食べられます。とびうおをあごと呼ぶ日本海沿岸地域では、練り物や出汁の材料としても利用されています。また、とびうおの卵はとびっこと呼ばれており、鮨ネタや珍味になります。
 
とびうおの旬は、種類によって違います。はまとびうおは春が旬で「春とび」と呼ばれます。ほそとびうお、つくしとびうおは夏が旬で「夏とび」と呼ばれます。

 
 

とびうおを使った食品の冷凍方法

とびうおを丸ごと

袋や容器にとびうおを入れ、水を張って冷凍(氷漬け冷凍)。
冷凍する際に内臓を取り出すなど下処理はしない。
氷漬け冷凍が難しい場合は、ラップ等で隙間なく包むか、袋に入れて脱気して冷凍。
解凍する場合は、氷ごと水を張った容器に入れて解凍する(氷水解凍)。
 

とびうおのフィレ

袋に入れて脱気包装をする(脱気をしすぎるとドリップが出るので注意)か、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
冷凍してから脱気包装をしたり、ラップ等で包んだりしてもよい。
解凍する場合は、氷水解凍。
 

とびうおのフライ(加熱前)

衣をつけたとびうおを冷凍し、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
解凍する場合は、凍ったまま油で揚げて加熱調理する。
 

とびうおの塩焼き、フライ(加熱後)

塩焼き、フライは加熱後の食感が失われる場合があるので、脱気包装はせずラップ等で隙間なく包んで冷凍する。冷凍後に包装を行ってもよい。
解凍する場合は、自然解凍、流水解凍、加熱調理。
 

とびうおの練り物

練り製品は、脱気包装を行うか、ラップ等で隙間なく包んで冷凍する。
練り製品内に大きな氷結晶ができると、食品のきめが粗くなってしまうため、品質を維持するためには急速冷凍を行い、かつ解凍時には流水解凍で急速に解凍する。

 
 

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